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「食卓が豊かになる美味しいパンが買えて、明るい気持ちになれるお店が近所にあったら嬉しい。」そんな思いを形にしたくてお店をはじめたことが、創業のきっかけです。

はじまりは、小さなパン屋としての商いでしたが、職人として毎日パンを作り、たくさんのお客さまと接していくうちに、自分が本当に作りたいもの、社会に提供したいものは「体験価値」であるということに気がつきました。

パン職人としてのパン作りは、それを実現するための手段の一つであり、自分に求められている仕事はエンターテイナーとして、お客さまとのコミュニケーションや、また来たいと思ってもらえるお店作りを広げていくことなのではないかと。

パン職人兼エンターテイナーとしてパン屋を始めてから15年以上、法人を設立してから5年以上が経つ中、毎日営業してくうちに、新たに取り組みたいと思えること、自分たちにとっても社会にとっても課題だと思えることが次々と見つかりました。

たとえば、形が悪いなどを理由に出荷できなかった野菜を、農家さんから仕入れさせていただき、二次加工してパンの材料に使うこと。

たとえば、かねてからもったいないと思っていたパンを焼くときに出る排熱を、冬の暖房などに利用すること。

たとえば、かねてから悩んでいた小麦粉にまみれた仕事着の頑固な汚れを、安心・清潔・手軽に落とせる洗濯洗剤を作ること。

これらは、どれも一人では取り組むことができなかったことばかりですが、今はお店とともに成長してきた素晴らしいチームが出来ました。お店を一緒に盛り上げ、成長し続けてくれるチームのおかげで、これから私たちは新しい挑戦に取り組んでいくことができます。

これまで私たちが課題と感じてきたことは、社会の普遍的な課題でもあるのではないかと考え、その課題に寄り添い、取り組むことで、明るく軽やかな社会の実現につながると信じています。

株式会社空豆 代表取締役

坂井賢太

1981年新潟県新潟市生まれ。幼少期を上越市で過ごす。水泳、サッカー、バスケットボールなどのスポーツ中心の生活を中学生まで送り、高校進学を機に居を新潟市に移す。高校2年の冬に大好きだった祖母が他界、翌年には祖父が他界。1998年春、祖父母と約束した薬学の道へ進べく、東京理科大学薬学部へ入学。2002年春、漢方で学位を取得。大学時代の恩師のすすめにより新潟に戻り、新潟大学医歯学総合病院の薬剤部に入局。病院に勤務しながら漢方の研究を続け、2004年、2005年と学会での発表の機会をいただく。その後、2006年にかねてから憧れの地であった北海道へ移住。2009年4月、美瑛町で石窯で焼くパン屋「2ひきの猫」をオープン。以降、数社の事業や店舗の立ち上げを経て、2018年株式会社空豆を設立。

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